「品のある女性」になることは、ぜひ押さえたいポイントです。
男性からだけでなく、社会的評価全般も上がる傾向があります。
1990年代以降などでは、「気さくで話しやすい女性」「男友達のように話せる女性」なども人気ですが、まず「品」を身につけた上で、意図的に崩すなどしてこそ、それらの魅力も発揮されるのです。
ていねいな言葉遣い
品のある人物の最低条件とも言えるのが、ていねいできれいな言葉遣いです。
「暑い」と表現したいとき、「あっついわー」などと言うのは、いかにも下品。
「暑いですね」がていねいですし、カジュアルにするとしても「暑いね」ぐらいにしたいものです。
「お好み焼きを”食って”来たんだけどー」
なども品がありません。
親しくないなら「食べてきたんですけれど」とし、親しくなりはじめた異性相手でも「食べてきたのだけどね」あたりにとどめましょう。
普段のメールやSNSなどでも、ていねいな言葉づかいを心がけると、自然と身につくものです。
姿勢がいい
品のある女性に共通するのは、「姿勢の良さ」です。
背筋を伸ばして立ち、歩き、座ります。
ドタドタと歩いたりせず、姿勢良く静かに歩く人は、それだけで「品がある」と受け取られます。
「ラクな姿勢」と比べると、きちっとした姿勢はやや疲れるものですが、身についてしまえば長年無意識的に行えるようになり、どんなシーンでも美しく見えます。
座るとしても、姿勢良くしているとイメージが全く違います。
足はきちんと閉じ、膝の上に重ねた手を置くなど、基本マナーも大事ですね。
所作が美しい
コップを持つとき、ボールペンを持つとき、髪を直すとき、くしゃみをしてしまったとき、落としたものを拾うとき…。
どんなときでもおかしな感じ・不格好な感じがしないのが、「品のある女性だと思われる人」の特徴ですね。
「面と向かって、人を、人差し指で指し示す」なども大変失礼な行為ですが、日本では平気でしてしまう人がいます。
それらのことをしないのも、「品」の表れですね。
清潔感ある服装
服装に清潔感があることも大事です。
あまり多い露出はやはり品がないと見なされますし、どぎつい色彩の服装なども、やはり「品」の観点からは疑問です。
「ブランドものでとにかく固めている」ような服装も、やはり品がないと見られることが多く、女性からも嫌われる要素ですね。
洋服自体がきちんと管理されており清潔であることも、もちろん大切な要素です。
バッグや財布など小物類がきれいに管理されていることも、特徴ですね。
派手すぎないファッション・メイク
品のある女性は、一般に言ってやや控えめ、かつエレガントに見える服装をするものです。
常に流行だけを追うファッションはあまり上品とはいえません。
かといってオリジナリティにこだわりすぎる(奇抜な服装・髪型など)のも、あまり男性から「品がある」とは思われないものです。
メイクに関しても、濃すぎず、かといってノーメイクでもなく、バランスよく仕上げられるのが、品があると思われる女性の特徴です。
教養がある
適度な教養を身につけることも、「品」に結びつきます。
主要な文学作品は、いくつかは読んでおきたいものですし、世界の歴史、芸術、政治情勢、自然科学などについても、ある程度は知っているのが「品のある女性」と思われる人の特徴です。
大学の公開講座をWebで見てみるとか、文庫本になっている名著を毎月読む、などでも教養は身につきます。
何もインテリ・博識になる必要はありません。
しかし、たとえば男性が国際政治の話を振ってきたとき(それ自体あまり良くない男性マナーといえますが)、「むずかしくてわかんなーい」が通用するのは、ティーンぐらいまでです。
即答はできなくても
「そういう問題があるんですね、家に帰ったらPCで調べてみます」
ぐらいの言動はできたほうが、「品のある女性」と思われます。
羽目を外さない
パーティや忘年会の席、もう少しカジュアルなカラオケ、居酒屋などでも「羽目を外さない」のが大事です。
「品のある女性だと思われる人」は羽目を外すことを決してしません。
もしお酒を飲むと少し言動に自信がなくなるなら、少量しか飲まないようにするとか、自身でコントロールするのも「品」のうちに入ります。
爆笑してしまうような面白い出来事があっても、大口を開け、両手を叩いて笑うなどは、品のある女性はしません。
「口を押さえつつ、ちょっと肩が震えている」ぐらいが、品もありかつ魅力的に見えます。
食べ方がきれい
きれいな食事マナーも、品のある女性と思われる人で特徴的です。
クチャクチャと音を立てる、正しい箸の持ち方ができない、などはやはり「下品」と思われても仕方のないもの。
たとえ親しい友人とのことでも、「人のお皿に平気で箸を入れて取ってしまう」ようなしぐさを見れば、引いてしまう男性もいます。
品のある女性なら、食事一度だけでも男性をぐっと惹きつけることができるのです。
節度のある冗談が言える
冗談やギャグは、人のコミュニケーションにおいて重要で、品のある人でもある程度は「面白い話」などをするものです。
しかし、それが人の容姿を馬鹿にするものだったり、ましてや下ネタだったりとなれば当然下品です。
「変顔をする」なども、一定の年齢になれば、品のある女性は行いません。
微妙なところですが「人のモノマネ」なども、品のある女性は行わない傾向にあります。
自身の失敗談、たとえば
「この間新しい靴を買って気分一新と思ったんですが、いきなり転びそうになっちゃったんですよ(笑)」
など、面白い話をするにしても、節度のあるものにしましょう。
体型は、標準的な範囲に収まっている
品のある女性と思われる人では、やや細身でも、やや太めでも、標準的な体型の範囲に収まっている人がほとんど。
「品」から直接思い浮かばない特徴かもしれませんが、該当しそうな女性を思い浮かべてみると、どうでしょうか?
これは、自己コントロールができる性格であることを示しています。
太っているから直ちに下品であるとか、そういうことではありませんが、少し意識してみましょう。
感情を表に出しすぎない
感情があってこそ人間ですが、特に怒りの感情などが表に出すぎると、やはり品を損ねてしまうものです。
「無愛想である」と思われない範囲で、感情を適度に押さえるのが、「品のある女性と思われる人」の特徴です。
相手の男性に対する好意なども、感情のうちですね。
ストレートすぎる愛情表現、唐突すぎる打ち明け話なども、基本は避けるのが品のある女性です。
「仕事のグチ」なども、親しい男性にはつい言いたくなるものですが、そこで少しだけ抑制できるのが「品のある人」の特徴です。
「SNSに感情的な言葉を書きなぐってしまう」なども品がありません。
感情を表に出しすぎない人だからこそ、「ここぞ」という場面での感情的一言も、力を持ってくるのです。
「気取っている」「ガードが固い」と思われることも
品の良さは基本的にポジティブ要素ですが、あまりにも完璧すぎると、男性から「ガードが固そうで、とても近づけない」「話しかけたら嫌な顔をされるのでは」などと思われてしまうこともあります。
また女性から「気取っている」と思われることがあるのも、「品の良い女性」の特徴です。
品があってかつ好かれる人は、適度な愛想と気さくさもあるものです。
多少の天然要素、スキなどを持っていることも。
「とにかく品さえあればいい」という考え方そのものが、あまり品がない、とわかる人が、本当に上品と言えるでしょう。
「品のある女性」は、やはり一般的に言って良い特徴をたくさん持っています。
また、もともとの外見的特徴などにかかわらず「品」は身につけられるものでもあります。
「ガードが固いと思われやすい」などは少し気をつけたいポイントですが、先に一定の品を身につけてから、カジュアル目に振る部分・スキを作る、といった順序の方が良いですね。
すべてにおいて完璧とは行かなくても、いくつかの特徴を意識してみることで、あなたらしさを保ちつつ品が良くなってくることでしょう。